給食中に他の子に聞いてみたら、習い事で放課後が埋まっている子がかなりいるようでした。かと言って、そうした生活を子どもたちも嫌がっているわけではなく、それなりに楽しんで入る様子なのです。やっぱり習い事をたくさんしているKさんは、親から「やめて遊びの時間が取れるようにしようか?」と聞かれたそうですが、続けることを選択していました。とはいえ、1日の大半を学校で過ごして、その後毎日のように習い事に通う子どもたちは、大人と同様に非常に過密なスケジュールで過ごしているんだなあと、今更のように思うのです。それがいい悪いというものではなく、そういう時代なのでしょう。
そんな話を聞いた後、授業や休み時間を子どもがどんな思いで過ごしているのか考えてみました。これだけ子ども同士で放課後遊べないなら、休み時間は本当に貴重だな、と。クラスの全員がそこにいて「行こうぜ!」の一言で約束完了。普段遊べない子とも自然に関われる時間。子どもにとっての価値を考えると、この貴重な20分休みを1分たりとも授業時間で奪ってはイカンと思うのです。大人だって勤務時間過ぎて会議してたらイラッとするのと同様に(^_^;)。
また、夏休みは学校がないということで、子どもが子どもらしく遊べる時間を取り戻す時です。忙しい毎日を過ごしている子どもたちにとって、学校を離れてリフレッシュするというのは、昔の(私は昭和50年代がそうでしたが)小学生よりずっと大切なことなのではないかと思うようになりました。習い事の前に友達と遊んだり、約束も特にせずに公園に行って、会った人と遊んでみたり…当たり前のようなことが貴重になった時代にいることを意識するのも大切なのかもしれません。
私たち教員も、普段できない学びをして、二学期に子どもたちに会えるといいなあと思っています。皆さんは夏休みは何をしますか。
(増澤友志)
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