彼女の相談に乗りながら、
というよりも雑談をしながら伝えたのは、
今しかできないことをすればいいこと。
学べる大人でありたいのか学べなくてもいいのか考えること。
今からだって十分に間に合うこと。
未来の自分への投資をすべきだよということ。
でした。
翌日、研究紀要の校正作業のために印刷をしながら、
たくさんの方が書いてくださった原稿に目を通しました。
私が書いた原稿はほんの一部です。
なんとなく、自分がいちばん仕事を負っているつもりでいましたが、そうではないのですよね。
たくさんの方々に支えていただいて、仕事を進められるのですよね。
そんな当たり前のことに、やっと思い至りました。
研究推進委員長という立場上、
先生方にお願いすることが多く、
正直なところ嫌な立場でもあります。
それでも、これまでに経験したことがないことも、
いろいろと経験してきた2年間でした。
小中一貫教育ということで、
自分の職場だけでなく他の部分にも思いを巡らせなければならないということも経験しました。
投げ出したいと思うことも多いです。
けれど......
そうか、「未来の自分への投資」だな、と。
やって来た教え子に伝えたつもりでいましたが、
彼女に伝えていたようで自分に伝えていたのかもしれません。
何年経っても、子どもたちに教わることばかりです。
子どもたちの人生に関わることの意味を考えつつ、
いつまでも「未来の自分への投資」ができる教員でありたいと思います。
(水戸ちひろ)
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