10年も勤務していた学校を離れ、
初めての区にやってきて、もちろん初めての学校に勤務している。
先日、一緒に学年を組んでいる先生が、
「前の学校に長くいればいるほど、新しい学校になれるのに時間がかかるって、言うけれど、
大野先生を見ていたら、違うんだなぁと思いました。」と言っていた。
そう言われると、確かに、「学校には慣れましたか?」と言う声もほとんどかけてもらっていない。
ボク自身、異動されてきた先生にはよくかけていた言葉だ。
そんなことは考えずに、数か月を過ごしてきたということが本当のところだ。
前任校と学校規模が同じだとか、何度も担任している5年生だったということとか、
一緒に組んでいる先生が吸収力がある先生だったとか、
いろいろ条件はあったとは思うが、そう見られているんだなぁと思った。
ただ、ボクの手帳は、年度初めということもあり、違和感メモでびっしりだ。
でも、それは、自分の考えややり方、経験を揺さぶっているということ。
自分自身と対話する時間、期間だと思っているので、ほとんど表に出していない。
先日、運動会の飲み会で、同僚の先輩教師から、
「大野さんは、新しいことに意欲的なのに、スマートだし、何だかいろいろやってみようと
思っているから、かっこよく見えるよ。」と、声をかけてくださった。
たった数か月なのに、そのように見られていたことに驚いた。
確かに、教室のつくりも他の教室とは違っているだろうし、
職員室の机の上には何も置いていないし、あまり残業せずに退勤している。
ただ、ボクは、本当に本当に毎日もがいている。
苦しくなるぐらいもがいている。
でも、それが伝わっていないということは少しは成長したということなのか。
異動は、苦しいこともあるし、やるせないこともある。
でも、間違いなく言えることは、そんなことがある分、自分を見つめる絶好のチャンスだということ。
自分をステップアップさせる絶好のチャンスだということ。
自分の成長を実感したり、自分の課題を突きつけられたりするチャンス。
それをものにするか、しないかは自分次第だと強く思う。
何だかとりとめない文章だけれど、自分にとっては必要でした。ごめんなさい。
(大野睦仁)
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