2015年6月18日木曜日

動画で運動会のプロセスを擬似的に共有

 運動会の季節が好きです。
 毎年ダンスの曲選びで悩み、振り付けを考えています。低学年でも細かくカウントで切って指導していくと、びっくりするくらい難しいダンスでも踊ることができます。4月はGWの子供向け映画の主題歌が発売されるシーズンですので、時流に乗ったアイドルの新曲が発売されることが多いです。クレヨンしんちゃん、ドラえもん、ドラゴンボール……その中から、ダンスにあった曲を選ぶと、子どもたちも知っている曲になりやすいです。去年はクレヨンしんちゃんの映画から、きゃりーぱみゅぱみゅの「ファミリーパーティー」を、今年はドラゴンボールの主題歌になったももクロの「Zの誓い」を選曲して踊りを作りました。

 YouTubeを見ると、「踊ってみた」の人たちやダンスレッスンビデオなどもたくさん出てきますので、それを参考に低学年でも踊れるダンスを考えていきます。ポイントはサビの部分で、本物の動きのエッセンスを失わないように作ることです。TVでそのダンスが流れた時、子どもたちが「一緒に踊った」という感覚になるといいなあと思っています。

 ダンスを作るといつも、自分が踊ったダンスを録画してYouTubeにアップしています。そうするとダンスを子どもたちが自主的に自宅で練習してくれます。難しくても毎日の自主学習(^_^;)でクリアしてくれるのです。

 これをすると、もう一つ良い点があります。保護者の方も毎日子どものダンス練習を見てくれるので、子どもが成長していく様子を見てもらえます。保護者は運動会練習を見ることができませんが、YouTubeの前でダンスがうまくなっていく我が子を見ることで、運動会練習のプロセスを擬似的に共有できるのです。これは運動会を見てもらう上で非常に重要だと思っています。

 また、副次的な効果として「担任が毎日YouTubeで踊る姿を保護者が見る」という構図が家庭で展開されます。毎日担任が踊る姿を強制的に親が見るのです。これは恥ずかしい……じゃなかった。保護者にとって、担任が「よく見知った人」という感覚になっていきます。毎日子どもが担任と一緒に踊る姿を見てもらうことで、保護者にも担任を好きになってもらうという効果も期待できるのです。いまはスマホなどで気軽にYouTubeにアップできる時代です。試しにやってみてはいかがでしょうか。
 

(増澤友志)

https://www.youtube.com/watch?v=fzz0m7oGdZk
https://www.youtube.com/watch?v=IoUX_2ONGmI

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