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2017年11月26日日曜日

苫小牧集会 盛会でした

11月25日(土)、苫小牧アイビープラザにて苫小牧集会を開催しました。
今年3回目となる苫小牧の学習会に、20名を超える方が集まってくださいました。
テーマとして取り上げた「特別の教科 道徳」授業づくりへの、関心の高さが窺えます。

講師の東峰秀樹先生(安平町立早来中学校教頭)は、胆振管内の小学校にお勤めになる間に、道徳の基本的な流れに基づいた授業を追究されたエキスパートです。本時の授業とつながる事前・事後の取組を含めた道徳教育の要としての授業づくりについて、たいへん分かりやすく教えていただきました。
もうお一人の講師:大野睦仁先生(札幌市立三里塚小学校教諭)は、「いのちの授業」実践に代表される、オリジナル実践のエキスパートです。自ら教材を開発して道徳の授業づくりをするようになるまでの変遷を踏まえて、ご自身の授業づくりについて紹介してくださいました。
対照的なお話を比較しながら聞き、さらにお二人の対談を通して、道徳の授業づくりについての理解を深めました。

午後はスタッフによる模擬授業や、教科書の資料に「プラス1」して授業づくりを行う提案をお聞きいただきました。道徳が教科化されることは、子どもたちも保護者も知っています。だからこそ、より真摯に授業づくりに取り組まなければいけません。目の前の子どもたちの様子を踏まえて、担任の先生だからできる「プラス1」の発想が大切になってきます。

最後はこれまでのお話を踏まえて、参加者一人一人が授業を考えました。講師に質問しながら、参加者同士で相談しながら、早速、来週に行う授業について構想されていました。
ご参加になった皆様の、そして皆様が接する子どもたちの益になれば幸いです。

終了後は、市内の居酒屋にて、6名で懇親会を行い、楽しく振り返りをしました。

講師のお二人、およびご参加の皆様、ありがとうございました。
(斎藤 佳太)

2017年7月8日土曜日

第90回帯広集会が終わりました

先日(6月24日),とかちぷらざにて帯広集会がありました。
報告が遅くなってしまい,申し訳ありません。
当日は,十勝管内の別会場で大きな集会があったにもかかわらず
たくさんの方々にお集まりいただき,充実した時間をもつことができました。
ありがとうございました。

今回は,「十勝で味わう国語の価値模擬授業12連発」と題し,「主体的・対話的で深い学び」を目指した国語の授業について考える集会でした。

「話す聞く」・「書く」・「読む~説明的文章」・「読む~文学的文章」の4つに分けて3つずつの模擬授業。3つの授業が終わるごとに個人思考・グループ討議の順で進められていきました。

どの分野でも授業についての疑問や意見だけにとどまらず,国語の授業づくりについての願いや考えなども出されていました。

最後の対談では,1つずつを振り返ることはもちろん,「主体的」「対話的」「深い学び」とはどのようなことを指すのかなど,今後国語の授業を考える際に,意識していかなければならない課題を提示していただき,これからにつながる集会となりました。

皆さまからのアンケートを拝見すると,ご自身の振り返りだけではなく,今後の集会への要望など様々なご意見をいただきました。いただいたご意見は,今後の集会づくりの参考にさせていただきます。今後とも一緒に学ぶ機会を共有できれば幸いです。ありがとうございました。
(木下 尊徳)

2017年7月2日日曜日

第91回苫小牧集会が終わりました

7月1日(土)、苫小牧市民活動センターにて苫小牧集会を開きました。
おかげさまをもちまして、定員40名が満席となり、キャンセル待ちの方が出るまでに盛会となりました。苫小牧で行う私どもの集会としては、過去最大規模です。ありがとうございました。
今回掲げたテーマは「考える道徳を考える」。道徳の授業づくりについての関心の高さがうかがえました。
道徳は来年度から「特別の教科」化されます。それを見据えて、年間35時間の道徳の授業に大切に取り組もうとする皆様の熱意が、会をさらに盛り上げました。

道内の小学校の先生12名に模擬授業を持ち寄っていただき、3つの授業が終わるたびに検討をするという内容でした。
どの授業にも先生方が伝えたい思いが込められており、参加者は子ども役となって、価値についてともに考えていきました。
授業中はこまめにペア・グループ討論の時間が設けられ、他者の考えにふれながら価値についての理解を深められる展開となっていました。



絵本・読み物・映像・人物資料と、資料のタイプこそ異なれど、教師の考えるべきことは共通していました。
ねらいとする価値を明確にすること、子どもたちが立場を明確にして話し合える場を整えること、子どもたちが授業前と後とで自身の変容を自覚できるようにすること、私たち教師自身が頭と心を使って価値について考えること……

最後のパネルディスカッションでは、講師の先生の授業づくりについてのお話をうかがいながら、12本の授業について振り返りました。

皆様からいただいたアンケートを拝見すると、参加者・授業者ともに気づきがあったことが分かりました。これからの授業づくりに役立つことがありましたら、望外の幸いです。

懇親会でも、12名でさらに話が盛り上がりました。
今回の機会を活かしていただいたことに、心より感謝申し上げます。
(斎藤 佳太)

2017年4月9日日曜日

第89回教師力BRUSHUPセミナーin函館ふりかえり

第89回教師力BRUSH-UPセミナーin函館が終わりました。

今回のセミナーは「道徳の模擬授業12連発〜今、道徳をどう説く?〜」をテー
マに掲げ、北海道各地及び青森からも模擬授業者を招いて行われたチャレンジン
グな企画でした。

12本の模擬授業は3つのパートに分かれています。
それぞれ、
「やる気スイッチONになる道徳」
「葛藤のある道徳」
「考え、議論する道徳」
とタイトルをつけています。
そして1時間20分の
「リフレクション」を最後に設けています。

これは、意欲喚起→課題場面との遭遇→現場でのリアルな答えを見つけていこう
(+振り返り)、とする社会構成主義的な展開を意図したものです。一日を通し
て、思考の流れがALのモデルになるようにデザインしました。

道徳の授業は、授業者のこだわりや価値観で教材が選定され、活動が構想され、
指導言が考えられていきます。その授業づくりへの姿勢そのものが、私たち教員
にとっての「教材」となります。

空知から登壇して下さった、友利真一さん・高橋勝幸さんの模擬授業は、義務教
育最終段階で、中学生が何をどこまで考えるのか、感じることのできる空間にな
りました。職員研修で追試したいと思いました。いえ、たぶんします。

札幌からのBRUSH中核メンバーの高橋裕章さん、大野睦仁さん、山口淳一さんの
授業は、さすがに安定感がありました。裕章さんの「問題の投げ出し方」は若い
うちはできません。一般的な「ハードル」と「まさにその現場での躊躇」「背中
を押した存在」という、大きな問いから初めて、自分へと焦点化していく流れが
見事でした。大野さんの練られた活動構成は、カリキュラムを「隠す」仕組みが
緻密です。悪い人ですね(笑)。材も「Yahoo!知恵袋」という興味を引き出す仕
組みを使っていました。山口さんは絵本の持ち方が逆でした。あ、いえ。訂正。
山口さんの授業は、絵本の魅力を最大限引き出す授業でした。そして「大人っ
て、親って」とほんのり考えさせるあったかい授業でした。

青森から参加の工藤麻乃さんの授業は、絵本の使い方をブラッシュアップして、
ストレートにメッセージが伝わるようにフレームが工夫されていました。駒井さ
んの動画を使った授業は「公」を考える切り口で、「私と公の葛藤」を取り上げ
ていました。蓮ちゃんを教材化するのは反則です(笑)

渡島の滝田さんの授業は、低学年に向けて「絵本のキャラクターを追体験する」
というフレームで構成されていました。道徳の授業で、一般化がスムーズに機能
した稀な授業だったと思います。

檜山の田名部君の授業は、「看図アプローチ」を道徳に使おうという試みでし
た。看図による「創造性」と、道徳の価値項目へと向かう「収斂性」をどのよう
に考えていくのかという点において課題の残る授業でしたが、道徳の授業では、
資料に没入すればするほど、子どもの思考が多様になり、ねらいから外れていく
という、教科固有の難しさがあります。それを考えられたという点で、「考え、
議論する」切り口として提案性と可能性を感じました。

函館組の鈴木綾・田中のぞみは年齢に似合わず、落ち着いた授業展開でした。
「努力」という価値に向かって、まずフレームを明確にした鈴木さんの授業は、
スムーズに流れていきました。資料提示の仕方も工夫されていて、興味を持って
聴き続けることのできる話でした。田中さんの授業は、「ヘルプカード」を教材
化していました。特によかった点は「ヘルプカードを使った当事者のコメント」
を5通り用意していた点です。理解がないと戸惑いやおそれを生みます。理解が
進むと垣根は低くなります。「あと一歩」を踏み出せないでいる人の背中を押す
のは、こうした当事者の声なのではないかなと思いました。

交流タイムとリフレクションタイムは、藤原と三浦がそれぞれ担当しました。
「部屋の四隅」というアクティビティを、ファシグラ+フリーディスカッション
で環境調整した交流タイム。参加者自身がファシグラするリフレクションタイム
と、「学びをアジャストする」仕掛けで一日を締めくくりました。

5大都市連続セミナーの第2回も充実の時間でした。
次は帯広にバトンタッチします。
現場からは以上です!!

         (2017/04/09 藤原友和)

2017年3月28日火曜日

第88回ブラッシュアップセミナーin札幌 開催報告

 3月26日(日)に、神戸より多賀一郎先生をお招きし、第88回教師力ブラッシュアップセミナー in 札幌が開催されました。沢山の参加者においでいただき、一緒に学ぶことができました。本当に有難うございます。このたびのセミナーは、1年のゴールを見通した学級づくり・授業づくりというテーマで行いました。模擬授業や講座を通して、何を「ゴール像」としてスタートするのかを考えていきました。

 最初の模擬授業3連発は「学級開き」について。歌、挨拶、自己紹介などで楽しい学校生活の始まりを演出する一方で、その背後にある「ゴール像」を考えました。学校大好き!という思いだったり、必要なつながりを作ることだったり……学級開きはその時楽しく耳目を引きつける「ネタ」ではなく、その後1年間を通して目標となっているものがメッセージとして含まれていることを考えた時間でした。
 大野先生の講座「ゴールを意識した学級づくり」では、学級開きの3日間の「その後」の大切さについても考えました。集団のゴール、個のゴール、子どもに左右されないもの、子どもの姿に合わせるもの、目標のもつ意味について考えつつ、どのように信頼と安心のある学級にしていくのか、見通しをもって活動していくことの大切さを聞くことができました。

 次の模擬授業3連発は「授業びらき」について。国語の授業びらきということで、1年間の学び方のエッセンスや、最後の姿をイメージした授業開きの活動を展開していきました。3つとも詩を使って、小学校は音読で声を出すことを中心に、中学校は深く考えていくこととそこから生み出される対話の面白さについて考えていきました。僕も模擬授業を行ったのですが、指示の言葉が十分精査されていないことを指摘され、子どもたちに掛ける言葉の丁寧さについて十分に考える必要があることを意識させられました。
 多賀先生の講座でも、授業開きにおいては「1年間これをしていく」というメッセージの発信の大切さなど、たくさんのことを聞くことができました。「子どものゴール」と「教師のゴール」を、混同せずに考えていくことなどが印象に残りました。

 会の終わりには、それぞれ参加者が自分なりに抱く「ゴールイメージ」を考え、語り合いました。参加者アンケートからは「授業開き、学級開きは覚悟の時でもあると改めて感じました。自分の力量と相談し、冷静な視点も必要と思いました。」「ゴールの持ち方で悩んでいたので「変えられるぐらいのものを」という話を聞けて、自分なりの考え方が少し見えてきたと思います」というご意見をいただきました。4月の学級開きはもうすぐ。そこにむけて年間通した「見通し」をもって取り組めるような1日になったのではないかと思います。

(増澤友志)

2017年2月26日日曜日

苫小牧集会 開催報告

2月25日(土)、苫小牧市民活動センターにて、第87回教師力BRUSH-UPセミナーin苫小牧を開催しました。
「みんなを包み込む教室を創る」がテーマでした。

「包み込む」とは、どんなことなのか?
「包み込む」ことは、本当に子供のためになるのか?
「包み込んだその後」はどうするのか?

「こうすればできる」という話ではなく、子供たちの今や近い未来、遠い未来を見つめながら考えた1日になりました。

第一講座は大野睦仁先生による「みんなを包み込む学級づくり」と、斎藤佳太先生、水戸ちひろ先生による同テーマでの実践発表を二本行った後、講師3人による鼎談を行いました。
第二講座も同じ構成で、テーマを「みんなを包み込む授業づくり」としました。

「これをすればできる」といった方法論に終始するのではなく、「子供たちをこのように見取ったからこの方法を選んだ」という、教育観、児童生徒観についての深い話を聞くことができました。

その後、2つの講座を受けて話し合いたいテーマをグループごとに決め、約40分ほどのグループでの話合いが行われました。

包み込むとはどういうことなのか?という話をさらに深めているグループや、今自分たちが行っている指導を振り返っているグループなど、様々な論点で盛んな交流がなされていました。

会の終わりには、爽やかな表情でお帰りになる方が多かったと思います。本集会が、参加者の皆さんにとって勇気や希望をお届けできるものになっていたら、幸いです。
最後にある方がアンケートに書いてくださった感想を紹介いたします。

(以下、引用)
・(第一講座に対する感想)「包み込む」というテーマで3人の先生のお話を聞いて、ずっとモヤモヤしていた「多様性を受け入れる」ということと「強制する」という一見相反することのどちらも必要だということを感じて、スッキリしました。その間で、教師としてどうかかわるか を、これからもずっと悩んで考えていきたいと思いました。
・(グループでのシェアリングについての感想)参加者の疑問や興味を深める機会となり、よかったのではないかと思う。ここで語られた、突っ込んだ話や困り感こそ、参加者が語りたい聞きたいことだと思った。
(引用終わり)

「簡単に答えを出すのではなく、悩み、揺れる中で現在地の答えを見つけようとする」そのために「突っ込んだ話や困り感を語り合い、聞き合う」ということが、大切なんだなあと私自身も、考えさせられました。参加者の真剣に語り合う姿やこのようなフィードバックから、事務局にとっても、勇気をもらえる集会となりました。
ご参会いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

(小林 雅哉)

2017年2月5日日曜日

第86回 旭川集会終了!

2月4日(土)、旭川市の上川教育研修センターにて、旭川集会を開きました。
5大都市連続セミナーの第一弾として、札幌以外のまちでは初めての模擬授業12連発集会でした。

国語・道徳・学活という3つの分野について4本ずつ、計12本の授業を受けて比較する中で、「主体的・対話的で深い学び」のある授業づくりについて考えました。

授業者にはブラッシュのメンバーに加え、上川管内を始めとした道北の先生方に多数ご登壇いただきました。参加者も、旭川周辺から広くお集まりいただき、様々な交流をすることができました。

対話のある授業を考えて持ち寄りましたので、必然的にグループ活動が多く展開されました。参加者の皆様の意識の高さから、どの授業でも活発な交流がなされました。

4本の授業が終わるたびに、模造紙の記録を見ながら授業者と「対話」を行い、授業づくりについての理解を深め合いました。

とはいえ、「深い学び」に至るまでにはまだまだ工夫が足らないことがよく分かりました。

12本の授業を受け、髙橋裕章先生・堀裕嗣先生の対談を聞き、さらにグループワークによって今後の授業づくりに大切なことを探しました。

今回お集まりいただきました皆様に感謝いたします。
5大都市セミナーは来年度にかけて続きます。
今後とも、ぜひご参加くださいませ。


2017年1月7日土曜日

ウィンターセミナー終了!

1月7日(土)、足下が悪く、しかも三が日から間もなくにもかかわらず、たくさんの方にご参集いただき、ウィンターセミナーを開催いたしました。ご参加ありがとうございました。

講師として、石巻から佐々木潤先生にお越しいただきました。
教職歴30年を超える佐々木先生のこれまでの実践や、これからの学級づくり・授業づくりについてのお話をうかがいながら、私たち自身の「新年度/これから」について考えを深めました。



そのためには、一人一人が「これまで」について振り返っておくことが大切です。私たちの集会では「チェックイン」「チェックアウト」という時間を設け、自分事として考える機会とすることを重視しております。今回は函館の三浦将大先生のリードによって行いました。





続いて、「これから」を意識した模擬授業。北広島の山本和彦先生の社会科・音更の西村弦先生の総合的な学習の時間の模擬授業を通して、「これから」を見据えた授業づくりについて考えました。どちらの授業にも、授業者の考える「これから」につながるしかけが施されていました。

模擬授業の講評を含めて、メイン講師の佐々木潤先生の講座が行われました。子どもたちに付ける力を明確にもつこと、そして学習の全体像を子どもたちに分かりやすく示すことの大切さを始めとして、多様な視点から教えていただきました。

昼を挟んで、教室づくりについての講座です。教師自身のキャラクターを考慮しつつ、笑うこと・笑い合うことのよさをふんだんに取り入れた佐々木先生の教室づくりを垣間見ることができました。

当セミナー代表:大野先生と佐々木先生との対談では、参加者のみなさんの疑問・質問をベースに、佐々木先生の実践についてさらに考えが深まっていきました。

休憩時間になっても、参加者同士・参加者と講師の対話が途切れませんでした。

最後のチェックアウトでは、チェックインと同じく「新年度/これから」の学級づくり・授業づくりで大切にしたいことを考えました。今朝と夕方とでは、参加者のみなさまが書かれた内容に違いがありました。この日一日の学習を通して、何か現場での実践に生きるものがあれば幸いです。



ご参加いただいた皆様に感謝いたします。
ご記入いただいたアンケートはメンバーで拝見し、次回以降の集会づくりに活用させていただきます。

2016年12月10日土曜日

第83回BRUSHーUPセミナーin帯広集会報告

12月3日(土)に帯広市とかちプラザにて帯広集会が行われました。

これまで以上の総勢28名の集会となり事務局としては参加者の学びに寄り添えたのでは?と考えています。

それぞれの講座について報告させていただきます。

【女性教師だからできること】宇野弘恵先生
 この講座では,宇野先生の以前の指導と現在の指導のターニングポイントについてわかりやすくお話しいただき,女性のみならず,参加者全員が自分の取り組みを振り返るきっかけを提示していただきました。


【男性教師だからできること】高橋裕章先生
この講座では,FMCついてお話しいただいた後,高橋先生ご自身の勤務校での例から参加者の話し合いを促し,こちらも自分のこれまでの実践を振り返る視点をいただきました。

【十勝発!実践発表「これが私の生きる道」】
 この講座では,山河先生・黒川先生・宮前先生・加地先生のこれまで自身が取り組まれてきた実践の成功や失敗,振り返っての考察などをお話しいただき,参加者にとって多様な実践・多様な悩みの中で取り組まれている姿を見てもらうことで,今後につながるきっかけを提示していただきました。

【学校でしなやかに生きるということ】石川晋先生
 この講座では,石川先生が昨年度取り組んできた写真集を例にこれからの教員としての在り方,自分の立ち位置について考えるきっかけをいただきました。

【自分らしさを見つめ直す】千葉孝司先生
 この講座では,千葉先生により様々な自己分析の例を具体的に提示していただき,参加者全員で自己について考えました。
【自分らしい教師と求められる教師】宇野弘恵先生・高橋裕章先生・石川晋先生・千葉孝司先生
 この講座では,石川先生によるファシリテーターとファシリテーショングラフィックによりこれまでの講座の内容についての深化はもとより,今後のファシリテーションの考えについて提示していただきました。
【全体を通して】
 今回は,これまでにないテーマでのセミナー開催となりました。計画当初は集会として成立するか不安な部分もありましたが,参加された方々に多様な刺激を与える集会になったのではと思います。

最後に登壇いただいた講師の方々,実践を発表していただいた先生方,FGをしていただいた先生方,参加していただいた方々に感謝の意を表し,帯広集会の報告を終わります。
(木下 尊徳)

2016年11月30日水曜日

第83回教師力BRUSH-UPセミナーin函館ふり返り

1 企画趣旨とその実現に向けたオープニング・セッション

(1)集会コンセプト

 この度の函館集会のコンセプトは「〈みんなでつくる〉を考える」というものでした。教師が一方的に押し付ける授業や学級経営の在り方ではなく、子どもたち「みんなでつくる」在り方を考えていこうというものでした。
 うんうん。そうですよね。
 みんなでつくるって、きっといい学級なんですよね。

(2)オープニングの問い

 冒頭、オープニングセッションで、この日のメインファシリテーターである三浦さんは次のように投げかけました。

「〈みんなでつくる〉って本当にいいの?」

 え。

 この問いによって参加者は一気に「思考モード」に切り替わりました。無前提に「よい」のかどうか、本当に考えて実践してきただろうか。そういう内省に向かいます。
 午前中の実践提案3本、模擬授業2本は、上記の問いに貫かれて参加者の思考を刺激し続けました。

2 集会の実際

(1)実践提案×3

 斎藤佳太さんによる低学年の実践は、いずれ「みんな」に向かうための、自分づくりを報告してくれました。教師がつくる安心感がベースだということが根底にあります。
 中学年では加藤慈子さんが学級の「色」をつくっていくにあたって思考ツールを位置づけた実践を紹介してくれました。「アイドル会社」の動画には萌えました。ここでも、活動のプロセスを思考ツールという枠にのせるとやりやすいよ、という教師のつくった仕掛けが提案されています。
 高学年の中原茜さんの報告は、腹式の学級における自分たちで進める授業の在り方を提案するものでした。校内研修として取り組んでいる実践には、子どもたちが自律的に学ぶ姿とともに、それを可能とする地道な積み重ねが報告されていました。

(2)模擬授業×2

 三浦将大さんの模擬授業は理科の「気体の性質」でした。二段階の実験を組み合わせて、ペットボトルの中に入っている気体の正体を突き止めるという学習活動は、とても意欲をかきたてるものでした。対話を生む仕掛けや、追及を持続させる活動構成など随所に工夫が凝らされた授業提案でした。
 長澤元子さんの模擬授業はひたすらドイツゲームをするというものでした。二つのグループに分かれて、次々といろんなゲームを経験します。長澤先生が付かない方のグループでは「預け先がない」という理由で連れてきていらした2年生の息子さんがゲームのルールを説明してくれました。最初は戸惑いがちだった参加者も、徐々に笑い声が漏れ、2ゲーム目には笑い声が起きるタイミングが揃ってくるなど、一体感を感じさせる雰囲気で授業は終わりました。
 二つの授業は、ともに教師が発問・指示・説明の積み重ねによって授業が進んでいくのではなく、「間接的にねらいに導いていく」という仕掛けがありました。ここにも「みんながつくる」を考えるヒントがあらわれていたように思います。

(3)大野睦仁先生の「卒業カウントダウン」提案

 9月には別の企画で函館にいらして、「大野学級のゲンザイチ」を提案してくださった大野先生。今回は卒業までの「59」日間をどのように過ごしていくのか、現在までの取り組みを振り返りながら、学級通信などをもちいて提案してくださいました。
 その中で、本日のオープニングに絡めて提示された二つのフレーズが印象に残りました。

 ・「みんなでつくる学級」をつくる…
 ・「みんな」の中には…

 詳細は参加者のみにとどめておきますが、「あぁ、そうだよな」と強く納得したフレーズでした。私たちはいかに前提を疑わず日々を過ごしているのか…と気づかされた瞬間でした。

(4)ふり返りは参加者全員でファシグラ

 最終コマはリフレクションの時間です。
 「全員でファシグラってみよう」という三浦さんの投げかけ。
 これに参加者はとまどうかと思いきや…。
 会場にはこれまでのファシグラが全部貼られています。
 一コマにつき、二人ずつで描かれていますし、描いている姿も見てきました。そういうわけで「どう描いていいかわからない」ということもなく、全員がすらすらと描き始めます。12名全員が書き上げたところで、一人ずつ今日の学びを発表して聞き合い、クロージングセッションが終わりました。いわゆる「ペイントリフレクション」という方法がとられたわけです。

3 参加者・事務局の振り返り

 11月26日(土)に開催された学習会でしたが、その後もFBグループ内で振り返りが続いております。ブログ公開用に書いてもらった振り返りには、次のような言葉が並びました。
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 今回の函館集会は、実践報告3本、模擬授業2本、大野さんの講演も全てが素晴らしかったと思います。そのような場を「増幅する装置」として、オープニングセッション・クロージングセッションをファシリテートした、三浦将大さんの果たした役割は大きかったと思います。簡単に言うと、「それまでに書かれていたレコーディングも材料にしながら、全員でファシグラ」をしたんです。いわゆる「ペイントリフレクション」に近いものと思いました。Nextにつながります!(藤原友和/主催)
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オープニングでは,その時点で“みんながつくる,みんなでつくる教室”に必要なことを出してもらいましたが,出された言葉に参加者の意識の高さを感じました。
クロージングでは,学びをファシグラってもらいました。オープニングでの考えにプラスαがあったり,より具体的な言葉になっていたりと,それぞれの学びが反映されたFG・発表になりました。
より深い学びになるように,オープニングでの「問い」,FGの効果的な活用など,改善すべき点もあらたになりました。(三浦将大/メインファシリテーター)
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 各講座・模擬授業の内容について、常時2名のグラフィッカーが同時にレコーディングをしていきました。後から比較すると、グラフィッカーによってクローズアップされた言葉が異なります。それぞれの問題意識の違いが表れていると思われます。自分のノートと見比べながら読むことで、講座内容の理解がさらに進む仕掛けがありました。これが1日の濃い学びを支えていました。(斎藤佳太/実践提案/BRUSH本体事務局)
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 今回初めてグラフィッカーとして参加させていただきました。
 実際にやってみると,描くことに精一杯でしたが,どの言葉をどのように描くか,たくさんたくさん考えることができました。
 また,複数人で1つの講座をグラフィックする事で気付いた事の中には重要視する部分が異なるという事もあります。
 人によって心に残る部分が異なるからこそ,なぜ・どうしてそう描いたのかを互いに言及し合う事で,より深い学びを得られるグラフィックになると感じました。
受講者として,グラフィッカーとして,みんなで高め合えることができた1日でした。(鈴木綾/グラフィッカー)
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 今回は「みんながつくる、みんなでつくる」がテーマでした。
 三浦先生のオープニングセッションではいくつか問いがありましたが、特に「みんなでつくる学級はいい学級なのか?」という投げかけで1日の学びの軸が決まったように感じます。

 みんなでつくる学級は、いいか悪いかより「すごい」というイメージでした。つくるのが大変だからです。特に大野先生には「これを実践すればこんな学級になる!」という光を全面に伝えるのではなく、「Aの実践をして結果は◎。けれど、負担に感じている子もいる可能性もある。たとえば…(具体的な事例が続く)」というように成果と課題をセットで伝えていただきました。さらにその日のうちに学びをファシグラでまとめる…。
 how-to実践を「与えるだけの集会」ではなく、与えられた実践をきっかけに「みんなで考える、みんなが新たな価値をつくることができる集会」になりました。(中原茜/実践提案)
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(まとめ 藤原友和)

2016年11月19日土曜日

第82回 教師力ブラッシュアップセミナーin北見終了



 11月5日(土)に、2回目の北見集会が行われました。

 集会の様子をお伝えします。 
 
 場所は端野町「いなかふぇ 木倉屋」さんでした。

 参加者の方の中には、「2回目の参加です」という方もいらっしゃいました。



 アイスブレイクを兼ねたランチタイムの後は、講座のスタートです。

 
 講座は、「多様性」「あの子」をキーワードにして、授業づくりや学級づくりについて。

 実践内容は様々でしたが、それぞれの提案に共通する視点や考え方がありました。

 「さっきの講座と似ている考えだなあ。」

 「同じキーワードが出てきたなあ。」

 と感じるところがありました。

 

 「参加者の方と一緒に考えていく学習会にしたい。」という思いで、交流タイムを設定しました。


 「自分たちの教室のインクルーシブのこと」

 「教室にいるあの子のこと」

 「明日からの教室づくりのこと」

 をテーマに。

 席替えをしながら、メンバーを変えて交流をしました。

 子供たちのことについて思いを巡らせる時間があることで、

 新しい視点や新たな疑問をもつことができたのではないかと思っています。



 学習会の後は、北見市内で懇親会も行いました。

 美味しいお料理を食べながら、講座のことについて、各々の学校のことについて、趣味のことに

 ついてお話して、楽しい時間を過ごしました。



 参加された先生方、本当にありがとうございました。

 また、落ち着く空間を提供していただいた、
 
 「いなかふぇ たんの 木倉屋」様にも、感謝申し上げます。



辻村 佳子