2015年10月24日土曜日

ボクたちが意識しなきゃならない未来

ボクたちが意識しなきゃならない未来って、どの未来なんだろと思う。

ALが導入される。
そんな話がされる時、必ず未来のことが語られる。
これからの日本は…これからの教室は…と。
それはすごくわかる。
そして、ボクらは、そういう未来を見なきゃならないこともわかる。
でも、ボクが目の前にしている子どもたちは、明日という未来を生き、
1年後には、このクラスから離れ、また違うクラスになる。あるいは、中学校に入っていく。
そこの未来も、しっかり見なきゃならないんじゃないかと思う。

ボクの教室は、未来を見据えて…こんなことをやっています!こんなものを使っています!こんな取り組みを通して、こんな力をつけています!
大切なことで、ステキだなと思う反面、子どもたちが生きる1年後の未来や、5年後の未来と、どうつながっていくのかとも思う。

今の目の前にしている子どもたちが出ていく社会、いやもっと現実的に考えなきゃならない。多くの子どもたちが働く職場では、どんな資質や能力が期待されているのだろう。本当にAL導入で語られている資質や能力が期待されているのだろうか。
自分たちが学んできたこと、経験してきたことのギャップで苦しむことはないだろうか。
幼稚園から小学校へ。小学校から中学校へ。それぞれの接続で苦しむ子が出てきていることと無関係じゃない気もしている。

 「ギャップ(違い)があるのが社会。それを経験することも大切だ。」
 「『今と未来がつながっていかない場合もある。つなげていく努力が必要だ。』と語るべきだ。」
 「本質をついた取り組みをしていれば、どの未来もでいかされていくはずだ。」
 いろんな声が聞こえてくる。

ただ間違いなく言えることは、ボクたちは、未来をつくる一部を担っているという自負と責任をもって
取り組まなければならないということ。
ボクは、遠い未来と近い未来を行ったり来たりしながら、ぶれたり迷ったりしながら、それでも、子どもたちと一緒に前に進んでいきたいと思う。

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