2018年3月31日土曜日

平成29年度 集会開催予定

 平成29年度の教師力ブラッシュアップセミナーは、「模擬授業12連発! 5大都市セミナー」で活動の幕を開け、サマーセミナーまで様々な活動をしてまいりました。
 

 4月8日(土) 五大都市連続セミナー第2弾 函館集会(終了)
 6月24日(土) 五大都市連続セミナー第3弾 帯広集会(終了)
 7月1日(土) 五大都市連続セミナー第4弾 苫小牧集会(終了)
 7月22日(土) 五大都市連続セミナー第5弾 札幌集会(終了)
 7月31日(月)・8月1日(火) サマーセミナー(終了)
 11月25日(土) 苫小牧集会(終了)
 1月13日(土)  ウィンターセミナー(終了)
 月27日(土)  北見集会(終了)
 2月12日(月)  帯広集会(終了)
 2月17日(土)  函館集会(終了)
  盛会のうちに終了いたしました。ありがとうございました。

 今年度の集会は、あと1回を予定しています。

 3月25日(日)  札幌集会

 日程や内容が決まりましたら、随時情報アップしてまいります。
 お誘いあわせの上、ぜひご参加くださいませ。

2018年2月24日土曜日

やっぱり大切!


 先日,児童会役員選挙があった。4年生にとっては初めて取り組む選挙戦。立候補者・責任者だけではなく,全員が自分事として「選挙とは?」というのを考えてほしい。そこで,選挙管理委員・立候補者・責任者以外の子どもたちは,応援者として全員に役を割り当てた。中には,自分が立候補したかったけど,クラス内選挙の段階で落選してしまった子どもも応援者として参加するようにした。



選挙戦も終わり,いよいよ立会演説会・投票当日。クラス内選挙で落選した1人が立会演説会2時間前になって「やっぱり応援者として立てない」。本人なりにいろいろと考えた結論だろう。どうなるだろう?子どもたちに対応を委ねてみた。すると,子どもたちは相談し,代わりにポスターをもってくれた子どもがいた。1人を責めるのではなく,変わってあげるという選択をした子どもたちに成長を感じました。



その後,応援者として立てなかった子どもには,「自分の考えで行動したことについては何も言わないけれど,代わりにポスターをもってくれた子にはお礼を伝えた方がいいよ」とだけ話をした。その後,お互いに照れくさそうにお礼を言い,いいよと返事をし,翌日の休み時間は一緒に遊んでいた子どもたち。



 どうすることが良かったのか?やると決めたことは,やり通すことを指導した方が良かったのか?そもそも全員を応援者として割り振ったこと自体が無理だったのではないか?子どもたちの姿から考える機会を与えてもらった。月並みではあるが,これからも日常の1つ1つに目を向け,考え続けていきたいと思う。        
(木下 尊徳)

2018年2月18日日曜日

帯広集会報告


今回の帯広集会は,「多様性×生き方~ガッコウでできること~」と題してLGBTの話題を中心に進めました。当初は,20名程度を予定していましたが,事務局や講師,参加者同士のつながり,新聞での宣伝もあり30名を超える参加者。急遽会場を広い場所へ変えるなどの変更もありましたが無事開催することができました。



まずは,アイスブレイクとして自己紹介。自分の好きなものは?自分の嫌いなものは?をお互いに紹介し合いました。こちらも当初の予定より盛り上がり,参加者の意識の高さを感じました。



続いて講師Aさんのお話し。教員でありながら自らがLGBTの当事者であることをカミングアウトし,活動している方からのわかりやすいお話に,再確認することや新たな気づきを提示していただきました。



次に模擬授業。千葉先生は,「理解できないことに出会った時にどうするか?」。西村先生は,「好きな人はいますか?」という主発問からの展開。参加者は,児童・生徒の気持ちになって考え,交流することができました。



その後,もう一人の講師Kさん(こちらもLGBTの当事者)も含めての座談会。「受け入れる」のではなく,「受け止める」だけでいいという言葉に深く考えさせられました。さらに,フロアからの質疑応答へ。参加者の中の当事者にもお話しいただいて,これまでの経験や今後どのようになっていって欲しいかなど具体的な話がたくさん出されました。



最後は,ピンクシャツデーのテーマソングをモックンに披露していただくというサプライズもあり,最後まで温かい雰囲気の中でセミナーを終えることができました。



参加者のアンケートからは,こういった場がまだまだ少なく,もっと開催して欲しいという意見や今後も考え続けていきたいなど前向きな意見が多く聴かれました。



たくさんの方々に参加,協力していただいたことに感謝しつつ,帯広集会の報告を終わります。
(木下尊徳)

函館集会報告

結局、リフレクションって何?
~リフレクションをリフレクションする試み~

 平成30年2月17日(土)、猛吹雪の函館で「第98回教師力BRUSH-UPセミナーin函館」が開催されました。北海道内外から22名の参加のあった学習会は想定した以上の手ごたえを感じるものとなりました。参加してくださった皆さんに心から感謝したいと思います。

1 サマーのアンサーソング

この場で考えたことは、日常の実践に生かせなければ学んだとは言えません。そして、その学びは継続してこそ改善や創造につながっていきます。平たく言うと「やりっぱなしはもったいない」ということです。
平成29年の夏に行われた教師力BRUSH-UPサマーセミナーは「リフレクション」がテーマでした。元木さんという新進気鋭のファシリテーターをお招きしたワークショップではレゴブロックを使って「言葉にすること」と「まだ言葉にならないもの」をそのまま表出するという自己リフレクションのあり方や、大野さんや金さんのリフレクションに刺激を受け、自分のリフレクション実践を相対化する視点が得られました。
 そこで、函館では仲間と相談して、「リフレクションについて、考え続ける仕組みをつくろう」ということになりました。具体的には2月17日の函館での学習会に「リフレクション」を位置づけること、そしてそれまでの間にメンバー持ち回りで「私のリフレクション」をテーマにブログを輪番で書こうとしました。そのブログは、このブログなわけでして、過去記事を読んでいただければ、函館のメンバーがどんなことを考えて2月のセミナーを迎えたのかをご覧いただけるかと思います。

2 函館学習会の企画意図


また、セミナーについては再三、再四告知しましたように、小学校から高校、そして大学まで、各校種の先生方がそれぞれの現場で実践した「リフレクション」を持ち寄って、共通項の取り出しや、考えている範囲の違いに学び合い、最後には大野睦仁先生のリフレクション講座で〆るという構成にして、函館メンバーにも登壇の機会をつくり、「考え続ける時間」をつくりました。ここでは、胆振からは斉藤佳太・小林雅哉というサポートスタッフにも来ていただき、函館メンバーの三浦将大も含めてコーディネーターをしてもらいました。つまり、加藤慈子・工藤麻乃・鈴木綾・清水巌といった若手がコンテンツをまとめることで、「リフレクション」が起きる仕掛けをつくり、小林・三浦といった中堅がそれをコーディネートすることで「メタリフレクション」を行うというつくりを試みています。これにFGも模造紙に描くメンバー、スケッチブックに描くテーブルグラフィッカーと分け、さらに年齢や性別、校種が響き合うようにメンバーを配置しています。
 さらに、オープニングは高校の現場でから長澤元子が「古典B」におけるリフレクション実践を提案しました。それに続いて小学校の学級経営におけるリフレクション提案を20分×2本(低学年と高学年)、その後の協議80分、午後は道徳模擬授業を30分×2本(小学校と中学校)、その後の協議90分とすることで、「逆向き設計」な構成にしています。高校実践を冒頭に持ってきて「到達点の姿」を掴み、学級経営(小学校低学年・小学校高学年)→授業づくり(小学校高学年・中学校)と問題領域を徐々に焦点化しながら学年の段階を登っていくことで「リフレクションって何だろう?」を掘り下げていくようにと考えました。

3 セミナーの成果とこれから


言う間でもなく、「リフレクション」は対象を必要とします。
 「何についての」リフレクションなのかということです。対象なしのリフレクションは考えられません。リフレクションを考えるための材として基調提案が1本、実践提案が2本、模擬授業が2本並びました。このどれもが質の高い提案でした。そして、リフクレションが「主観のフィルター」の話であることの帰結として、提案者の個性が色濃く出たものとなりました。その詳細に立ち入ることはしませんが、ようするに「リフレクションについてinputする時間があった(みんなサマーに参加していた)」「リフレクションについて考え続ける時間があった」ということ、そしてそれを「みんなでやった」ということが大きかったのではないかと思います。
 考えに考え抜いたものを持ち寄って、それが当日にどんどん相対化されていく…。内藤一志先生が考える視点をどんどん投げて来てくれる…。最後には大野さんがピシッと〆る提案をする、という奇跡の様な一日となりました。これって、「主体的・対話的で(各個人にとっての)深い学び」として機能したかもしれないな、と思います。
 あぁ、そういえば今回はクロージングセッションを設けていません。いろんなことを考えてカットしたしたのですが、大野さんはその意図を汲んでくれて、その機能をもたせつつ、「(プログラムに)リフレクション活動がないことによるリフレクションの継続」を起こすように構成された講座を展開してくださいました。さすがです。
 さて、これからです。
 半年かけて準備をするという、割と「コスト高め」の期間を設定し、「テンション高め」の一日を過ごしました。リフレクションと言う難しいテーマを難しいまま考え、受け取りました。ごろっとした異物を呑みこんだ状態です。これからの実践の中で「溶かしていく作業」が私を含め、各自に求められます。それに合わせて、函館で学びの場が自然なサイクルになるように、テーマや開催時期も含め考えていかなければいけないなぁ、と思いました。
 ちょっとまた別の話になりますが、最近考えているのは「たし算発想」「ひき算発想」「かけ算発想」による学びのあり方です(わり算の具体例がまだ思いつかないのです・笑)。「たし算」ばかりでは幼く、「かけ算」ばかりでは、消化に時間がかかります。「ひき算」の発想も取り入れてみたいなぁと考えています。一つの学習会が、いくつもの答えを生み出し、また一つの問いへとつながっていく。そのような贅沢を味わいつつ、函館の学習会を終えました。
 2017年度のBRUSHの活動は、第99回である3月の札幌集会を残すのみとなりました。この活動を通して出会った皆さんに感謝しつつ、新年度に向けて一歩踏み出したいと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

                          (2018/02/18 藤原友和)

2018年2月15日木曜日

学校評価でふり返る


本校に赴任して、もうすぐ1年になります。まだ、周りの先生に質問することは多いのですがようやく慣れてきました。4月当初は、とにかく学校の仕組みの違いに驚きました。いくつか例を挙げると次のようなものがあります。

 

・職員会議が年4回しかない。

・職員朝会がない。

・行事などの反省は、意見がある人だけが集まって行う。

・学校での決まりごとがとにかく多い。

 

今までとの違いで気になることは書き留めておきました。学校評価があったので読み返してみると、今のままでよいと思うものがほとんどでした。会議の時間が少ないということは、それだけ自分の仕事ができるようになります。実際に会議が少なくなって困ったことはありませんでした。また、子どもに学校として一貫した指導ができるのもよかったです。ノートの取り方、授業中に机の上に出すものまで学校で決まっているので、先生によって方法が違うということもありませんでした。

 

 今回の学校評価では、時数の確保のことが話題に挙がっています。その中で、私が驚いたのは、運動会を午前日程でできないかということです。運動会をコンパクトにすることで、指導時間が削減できるのではないかと考えたからです。5年生が今年度に行った騎馬戦では、やり方の変更とセレモニーの簡素化ができるのではないかと話し合われました。実際に午前日程になるかどうかわかりませんが、騎馬戦の変更は十分可能です。これで2時間程度、指導時間を削減できます。

 

 私がようやく慣れてきたこの仕組みも、今回の運動会のように午前日程という大きな目標のためにいろいろ細かいことを考えて突き詰めてきたものだと考えます。おかげで職員の働く環境もよくなり、子どもたちと向き合う時間も増えています。そう考えると自分の仕事の仕方にも、もっと改善点があります。仕事を持ち帰らないとか定時はできないけど6時までには帰宅するとか目標をもって改善したいです。

(加賀大介)

2018年2月12日月曜日

当たり前を疑ってみる

新学習指導要領の本格実施が迫る昨今ですが、私の最近の問題意識は少し違う方へ向いています。
子どもたちと日々かかわる中で、人間とは、集団とは、社会とは……といった、人間そのものについての疑問が尽きません。
就職してから本当に長い間、学校に、学級に子どもが来るのは当たり前のことと考えていました。
でも、学校や学級って、何のためにあるのだろう。どうしてこのような制度が出来たのだろう……昨年のウィンターセミナーで、東北の佐々木潤先生のお話を聞きながら、考えの大前提となっていた部分がゆらぎ始めました。セミナー後に買った『〈学級〉の歴史学 自明視された空間を疑う』(柳治夫著、集英社)を読んで以来、さらにモヤモヤしています。

最近、友人の薦めがあり、『サル化する人間社会』(山極寿一著、集英社インターナショナル)という本を読みました。山極氏は類人猿の研究を行う理学博士です。本書では、野生のゴリラやサルを追跡して行ったこれまでの研究をもとに、人間社会の進化の過程について考察しています。
同じ類人猿といえど、ゴリラとサルは、仲間同士の関係性が大きく違うのだそうです。サルは完全な序列社会。強者と弱者の序列がある群れの中で生き抜くための習性が備わっているそうです。対してゴリラには「勝ち負け」という概念がないそうです。互いの目を見て理解し合い、オス同士も、群れのボスとメスや子どもゴリラとも、仲良くしながら共存するのだとか。時には食べ物を分け合うこともあるというゴリラの群れは、人間の家族の姿を連想させます。

翻って現代の人間はどうでしょう。
多忙化、おひとりさまの増加、ネット通販の発達、コンビニの充実などにより、家族が個々バラバラに食事をする風景が当たり前になりつつあります。
山極氏は、私たち人間の「家族」という集団は、元々は「食事をともにするものたち(p156)」として発生したと考えています。家族に帰属することで、食事という生存にかかわることを保障されたわけです。
しかし、現代は……。

集団への帰属がもつ意義が薄くなっているとしたら、昨今「やってもらって・よくしてもらって当たり前」の風潮がますます強くなっているのもうなずけます。飛躍があるかもしれませんが、私は本書から現代社会をみるヒントを得たと思っています。

おそらく、学校・学級という集団もまた、その存在意義が問い直される時代に入っているのでしょう。
(斎藤佳太)

2018年2月11日日曜日

北見集会報告


1月27日(土)に、BRUSHUPセミナーIN北見がありました。北見開催は3回目でした。過去の2回はセミナーの雰囲気にこだわり、カフェで行っていました。今回の場所は綺麗な公民館。教科化される道徳について、模擬授業を通して学習したいと思い、この場所を選びました。講師には代表の大野先生と事務局長の山口先生に来ていただくことができました。

①道徳の教科化、こう考えています

 道徳が教科化になった経緯や教科化になったから変わることや変わらないことをお話していただきました。「教科化になったからこそチャンス」「難しい言葉が飛び交っちゃだめ」という言葉に、参加者の方ははっとされていたように感じました。自主教材の魅力や教材開発の視点など、幅広く聞くことができました。

②模擬授業20分×4

 4人でA「主として自分自身に関すること」からD「主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること」までの模擬授業を行いました。

 テーマは「誠実」「親切」「家族愛」「命」でした。全員が自主教材を扱っていましたが、エピソード・動画・絵本など種類は様々でした。どの授業でも最後に「あなたなら次はどうする?」という振り返りの時間があり、共通していた点だと思いました。授業で考えたことや学んだことをどう生かしていくかが大切だと、模擬授業から体験することができました。

③模擬授業について(授業解説)

 授業解説はもちろん、これまでの道徳でどのような授業をしてきたかという話題提供もありました。「答えが透けてしまう道徳」「何となく先が予想できてしまう読み物教材」…。もっと思考を活性化させられるような授業にするためには、どうしたら良いのだろうかと考えてきた山口先生と大野先生のお話を聞くことができました。

④質問タイム・チェックアウト

 参加者の皆さんからは授業づくりについて・扱う教材について・校内体制について・評価について質問がありました。評価についてこうなりそうだ、こういう観点で評価していくのではないかというお話を聞くことができ、少し見通しをもつことができました。参加者の皆さんからは、たくさんの感想をいただきました。

 夜は北見の「GENTA」で懇親会を行いました。美味しいお酒と料理と、講師の先生方のお話とが合わさって素敵な時間を過ごすことができました。

参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。心から感謝いたします。  

(辻村 佳子)

2018年2月10日土曜日

次年度への接続を考える

6年生を担任していて、この時期に「卒業」とともによく話題に上るのが「中学校」のことです。
「新しい教科(英語)が楽しみ!」
「隣の学校と一緒になるのが心配…」
「何クラスになるんだろう?」
子どもたちは期待と不安の混じった表情で中学校のことを語ります。
まあ、中学校へ進級してしまえば、あっという間に中学校生活になじみ、
「先生、〇〇部に入りました!」
「テスト勉強が大変です…」
などと話に来てくれます。
担任している子供たちには、そんな過去の例を伝えながら、「きっとうまくやれるよ」というような話をすることにしています。

そんな中、今年は一つ付け加えて話していることがあります。
学習の見通しについてです。
今年、2クラスある学年で両方のクラスの社会科を担当しています。
(隣のクラスの担任が理科担当です。)

中1の社会科は「地理的分野」と「歴史的分野」を交互に学びます。
学習のねらいも変わりますし、覚える語句の量も増えますが、小学校の学習内容を覚えておくことが役に立つのは言うまでもありません。
特に、四月から始まる「地理的分野」の「世界のさまざまな地域」の学習は5年生の内容も多く含むので、正直、忘れていることも多いはずです。
そこで、今年は、
「中1の社会科では、緯度や経度、大陸や海洋名みたいな学習からスタートするんだよ。ところで、覚えている?」
という具合に今後の展開に見通しを持たせながら、意図的に復習をしています。

先日、日本の周辺の国の名前を書かせるプリントをやらせたときは、
「先生、真っ白です…。」
などと言いながら、一生懸命、地図帳で国名を探してプリントに書き込む子供たちの姿が見られました。
こういう繰り返しをすることで、小学校の社会科で学習した知識が頭の引き出しの上の方に整理されれば、中学校で学習したときに「さっと取り出せる」ようになるのではと考えています。

(山本和彦)

2018年1月23日火曜日

「私とリフレクション」

 現在私は,特別支援学校高等部3年生の担任をしている。また,分掌は進路支援部に所属し,子どもたちの進路選択や進路決定をサポートしたり,外部施設との連携を図ったりすることを中心とした業務に携わっている。今一度,本校赴任以来の1年半を振り返る。


1.   学校の「仕組み」にとまどう

 本校に赴任して最初の壁が‘複数担任制’だった。これまで,特別支援学級担任として

1学級を1人で経営する経験が長く,普通学級と同じように在籍する児童に関わる業務の全てを担ってきた。しかし複数担任制となると,1学級に3人の担任がいて,生徒や保護者との関わりはその都度共通理解を図り,分業しながら進めることとなる。また,授業は学年または高等部全体(高1年~高3年)で行うため,私がMTとなる授業は週1~2時間で,自分の学級以外の生徒を指導することもしばしばある。また,同じ学級の担任だからといって,勿論教育観が同じ訳ではない。勉強になることもあれば,すれ違いもある。さらに,高等部には進路専従教諭がいるため,学級生徒の保護者と進路の先生が直接やり取りをして現場実習や必要な書類,手続き等について話を進めることも多い。


2.必要だったこと

 このような現状の中,学級担任間での共通理解に留まらず,日々の授業においては他学年や他学級の先生と,進路については進路の先生との事前の確認や日常的な会話を通して,目の前の子どもたちの姿を共有しなければならない。学級単位での枠組みはほとんどなく,教師全員で生徒一人一人をサポートしていくというスタンスである。様々な視点や立場からの手立てを講じることで,より的確な生徒の実態把握に努める,ということであろう。そのために必要不可欠なものは‘コミュニケーション力’と‘迅速な行動力’である。他学級や他学年の生徒とのコミュニケーションはもちろん,先生方とのコミュニケーションは最も重要な要素を占めている。人見知りや自分の思いを伝えることが苦手な私にとって大きな試練でもあった。「言わなくても分かるだろう」「無理やり話題を考えてまで雑談する必要ない」と,どこか冷めていた考えは一変した。積極的なコミュニケーションは,より丁寧な仕事につながり,楽しさを生み出す。また,生徒に関わる小さなことでも話しやすくなり,生徒への還元としては,適切な手立てや指導へとつながっていく。そして,授業や行事,事務的業務などあらゆる‘仕事’は,細かな役割分担がなく,自分がやらなくても誰かがやってくれる。逆に,自分がやらなければ完成したものしか見えず,そこまでの過程を知ることはできない。つまり次に活かせず,自分の学びは生まれない。また,分担のない仕事が多い故に,自分のペースのみで働いていると,取り組もうと思った時には既に誰かが行ってくれていて,自分の考えていたことができなかったり,学びと経験のチャンスを逃してしまったりすることもよくある。また,興奮状態や不安定な生徒,てんかん発作を起こした生徒の対応においては,いつ何が起こるかわからず,さらには不安定な友達の姿を見て,別な生徒が落ち着かなくなることもある。そのため,当該生徒への対応のみならず,周囲の生徒の安全確保といった事態は日常生活の様々な場面で起こるため,瞬時の的確な判断と行動力が求められる。このような背景から,自分の意欲次第で仕事の量も質も大きく変動することが,これまでの勤務校以上に痛感するところである。


3.今後の課題

 教師間のコミュニケーションにおいては,引き続き積極的な関わりの場をつくると共に,近すぎるがために来す支障が出ないように適切な距離感をも見極めることに努める。また,先輩の先生方から生徒と関わる姿勢や方法,手立てを学んだり,生徒との直接的な関わりや家庭との情報交換をはじめとした連携から実態把握を図ったりすることで的確性を身に付けながら,迅速な行動力と対応力につなげたい。



田中のぞみ

給食隊形は一つのバロメーター

 1月15日は3学期始業式でした。北海道内の中学校のほとんどはこの日か、もしくは翌日から3年生の定期テストが行われます。学年末の評価・評定の材となるテスト結果により、入試の合否材料となる学習点が変動します。国語教師である私は、もちろんこのテストについて物申したい気持ちはありますが、それは次回に譲り、今回は「給食」がテーマです。なぜ給食?と思うかもしれませんが、ここには大事なバロメーターが隠されているのです。
 テスト時の座席隊形は出席番号順が普通でしょう。そして、テストの合間の給食隊形は、普段とは違ってこの日だけは特別措置がとられます。そう、「オールフリー」です。普段の給食は班ごとに机を合わせて、当番に協力しながらなどとガチガチに決められているのが、テスト時だけは自由裁量となります。結果、担任としては不安と期待の両面を感じるのが本音でしょうし、生徒も同じ気持ちと言えるかもしれません。なぜなら、座席の自由化はクラスの人間関係が浮き彫りにされるからです。
 その不安に耐えきれないがために、給食だけは普段通りの座席隊形に戻す担任もいるかもしれません。しかし、私はあえてオールフリーにします。それは学級づくりの進捗状況を確認する意味合いがあるからです。普段は男女入り交じった班でそれ相応に楽しそうに会話しながら食べたり、隣の班の同性と大きな声でおしゃべりし合ったりしている関係が、オールフリーとなると同性同士、あるいは仲の良いもの同士が固まり合って食べるわけです。もちろん、おひとりさまを好む者は、ひとりであることを保障します。最初のうちは孤立していないかと心配になって、担任自らちょっといじったり、配慮の声をかけたりしていますが、一人でいる方が気楽だという層はかならずいる訳ですからそれを尊重すること
も考えねばなりません。
 よくよく観察してみると、普段とは違う気心の知れた友達とともに給食を食べる生徒の表情は柔和で、かつ笑顔が多いのが特徴と言えます。また、おひとりさま席に座る彼も、早く食べ終わったら大好きな小説にどっぷり浸って読書する姿も見られます。要は、一人ひとりが自分の気持ちに正直でいられること。実はこれが学級づくりのバロメーターとなり得るわけです。
 とは言え、テスト時の給食隊形が内心不安でたまらない生徒がいるかもしれません。本人は一緒に食べたくても、誰にも誘ってもらえず、いじめ被害を訴えてくる生徒がいてもおかしくないでしょう。あるいは、テスト時だけはワガママが認められると勘違いする輩も現れるかもしれません。それも学級がつくられていく一つの過程とみなし、ブレずに継続できるかどうか。あるいは逆に、一つの事案に納得いかず、また新たな試みを始めてしまうのか。実は教師のこうした姿勢こそが、学級づくりのバロメーターとしては一番の問題となり得るような気がします。(山下 幸) 

2018年1月18日木曜日

私とリフレクション

1 死ぬのが怖い?


唐突ですが、皆さんが「死ぬのが怖い」と初めて感じたのはいつのことですか?

あ、交通事故で九死に一生を得たとか、大病を患ったとか、臨死体験をしたとか、そういうことではありませんよ。
「人間はいつか死ぬ」「自分もいつか死ぬ」と気付いてしまって不安になったときのことです。
泣きそうになりながらママのスカートの裾をぎゅっと握ったあの日のことです。

一説によると、3歳前後であることが多いようですね。
それは、そのくらいの年齢の時に初めて「時間」という感覚が得られるからだそうです。
昨日の自分と過去の自分が連続している。明日も自分は自分だ。
それを繰り返すと、やがて自分は大人になる。さらにその先には……。死が待っている。

こういう構造になっているという話を聞いてなるほど、と思いました。

いきなり深刻な話でごめんなさい。

ですが、タイトルである「私とリフレクション」を考える上で、
「時間の感覚の発達」と「過去-現在-未来の自分が同一人物であることの確信」は
大前提となることだと考えるわけです。
リフレクション。
省察。
過去の体験を、現在の自分が振り返り、意味づけして、未来の自分への課題としてバトンを渡すこと。

2 校種による、発達段階の違いとその特徴を踏まえていますか?


こうした一連の活動において、発達の段階によるリフレクションの違いとはどのようなものなのでしょうか。
私たち教師は、発達の段階を踏まえてリフレクションを指導すること(もしくはリフレクションが起きるようにすること)
ができているのでしょうか。

小学校1年生のリフレクションと、6年生のリフレクションは違う。
小学校6年生のリフレクションと、中学生のリフレクションは違う。
中学生のリフレクションと、高校生のリフレクションは違う。

…頭の中でだけなら、こんなことは簡単に言えるわけです。

ですが、本当に、それぞれの発達の段階に応じたリフレクションができているのでしょうか。
いえ、そもそも、小学生から高校生までのリフレクションの違いって、どんなところにあらわれているのでしょうか。
皆さん、わかりますか?

僕は、わかりません。

わからないなら、きいてみればいい。
やっていることを教えてもらえばいい。
どんなことを考えて、なぜそれをしているのか話合えばいい。

気付いてしまったんですね。そういう会をつくえばいいさ、と。
小学校の先生、中学校の先生、高校の先生がどんなことを考えて「リフレクション」を指導しているのか、
持ち寄って話し合う場をつくればいい。

はい、皆さんお気づきですね?

ここから告知タイムになります!!!!!!!

3 函館でお待ちしております


平成30年2月17日(土)に、北海道・函館市において、そのような会を企画しました。
こんな日程です。

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第97回教師力BRUSH-UPセミナーin函館

期 日:平成30年2月17日(土)
会 場:北海道教育大学函館校 特別教室
テーマ:実践! リフレクション!!~タテに並べて考える「学び方」学び~
講 師:大野睦仁ほか
参加費:3000円

8:30 スタッフ集合・会場設営・受付準備
9:00 開場・受付開始
9:15 開会セレモニー(総合司会:三浦将大)
9:20~9:50 オープニング提案「『振り返り』の出口イメージ~高校生でここまでみとる・考える~」提案:長澤元子/FG:藤原友和
   テーブルグラフィッカー:三浦将大/有我良介/小辻美希
    ※テーブルグラフィッカーは、自席でスケッチブックにFGします。

10:00~12:00
  【第1部】実践報告+座談会「クラスで振り返り(リフレクション)、やってみた」
   実践報告① 加藤慈子/FG:斎藤佳太
実践報告② 鈴木 綾/FG:八重樫大輔
   座談会:大野睦仁/長澤元子/野呂篤志/内藤一志 FG:藤原友和
   コーディネーター:小林雅哉
   テーブルグラフィッカー:三浦将大/有我良介/小辻美希
    ※テーブルグラフィッカーは、自席でスケッチブックにFGします。

12:00~13:00 昼食
13:00~15:30
  【第2部】道徳模擬授業+対話「授業で振り返り(リフレクション)、やってみた」
   模擬授業①~小学校~ 工藤麻乃 FG:斎藤佳太
   模擬授業②~中学校~ 清水 厳 FG:八重樫大輔
   座談会:大野睦仁/野呂篤志/内藤一志/斎藤佳太 FG:藤原友和
   コーディネーター:三浦将大
   テーブルグラフィッカー:小林雅哉/有我良介/小辻美希
    ※テーブルグラフィッカーは、自席でスケッチブックにFGします。

15:45~17:00
  【第3部】講座「私とリフレクション~「仕組み化」~」大野睦仁

17:00~閉会セレモニー 

17:30~懇親会

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申し込みは、下記URLからお願いします。
http://kokucheese.com/event/index/496270/

実は、定員20名で、残席は5しかありません。
興味をもたれた方は、是非、今すぐお申し込み下さい。

(藤原友和)

2018年1月16日火曜日

ウィンターセミナー2018へのご参加、ありがとうございました。

 去る1月13日(土)、ちえりあ(札幌生涯学習センター)において、ウィンターセミナー2018が開催されました。
 今年のウィンターセミナーは、今度の指導要領改定で道徳と並んで導入される「外国語」がテーマでした。全道各地より、30名以上の方々が集まってくださいました。外は冷え込んでいましたが、会場はみなさんの熱気でいっぱいになりました。今回は講師に、宮城県より尾形英亮先生をお迎えしました。「外国語活動、そして外国語へ」「外国語活動・外国語の授業づくりの実際」といった2つの講座から見えてきたのは、尾形先生の子どもたちに対する豊富な眼差しと観察眼。そして、テンポとリズムのある授業でした。講座の中で見せていただいた授業風景からは、「外国語」を目的とせず、「外国語」を用いて〇〇ができる!という、信念を貫いていることがよく伝わってきました。また、私たちにも使えるウォーミングアップやゲームネタも満載で、楽しく参加することもできました。英語で書かれている絵本を授業で使っていくことの良さも、知ることができました。
対談では、大野先生のリードにより、「外国語授業の光と影」ということで、我々が不安に感じていることについても、深く掘り下げることができました。アンケートからも、満足度が高かったことがうかがえました。
「話すこと」「書くこと」の模擬授業対決では、各授業者の意図や授業のポイント、改善策を参加者のみなさんと共に考える時間を取ることができました。

 セミナーとしては、冒頭のチェックインで課題をもち、講座・対談・模擬授業を経て得たことを、チェクアウトで「鉛筆対談」によって交流し、振り返る構成となっていました。参加いただいたみなさんと共に悩み、共に考える心地よいひとときを過ごすことができたこと、素直にうれしく思います。
 みなさんの、そしてみなさんが接する子どもたちの役に立つことができたら、更にうれしく、幸いなことと考えています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
 ありがとうございました。             (山口淳一)

2018年1月15日月曜日

知らないことを知る


間もなく冬休みが終ります。

この冬休みは広島に行ってきました。1度は行きたかった場所です。とにかく寒くて、最高気温が2℃の日もありました。すごく寒いのに、広島の皆さんは自転車でビュンビュン移動しています。北海道から来た私は、全身にホッカイロを貼り、ガタガタ震えながら観光しました。

 さて、行きたかった場所は「平和記念公園」です。ボランティアの方にお願いして、案内をしてもらいました。いろいろ書くことはやめますが、話を聴くほど、資料を見るほど、今まで何も知らなかったことを知りました。平和記念公園が元はどのような場所だったか、そこにどれだけの人が住んでいたか…。社会の教科書に書いてなかったことが、そこにはたくさんありました。

 先日BRUSHUPウィンターセミナーがありました。尾形英亮先生のお話や模擬授業から学びました。外国語活動と外国語、どう変わって何を教えることになるのか、全く知りませんでした。外国語では「書くこと」に慣れ親しむことにもなるようで、「何のために書くのだろうか?」と参加する前は考えていました。相手に伝えるためでしょうか。受験勉強のためでしょうか。書ける楽しさを教えるためでしょうか。ずっともやもやしていました。研修後の今も「これだ!」と答えが出ているわけではないですが、自分自身の視野の狭さを感じました。尾形先生のクラスの子供たちは本当にいきいきと、英語を話していました。それもスピードが速い…「私の方が喋れない」と思ってしまいました。模擬授業を受けていても、自然と英語を口にしたり、交流したりしていました。初めて聞く言葉もあり、調べていきたいなあと思います。でも授業準備が大変になるなあと思うのも、正直な感想です。そのために何ができるのか。

 冬休みは知らないことをたくさん知りました。知らないことだらけでした。「なぜだろう?」を心にもちながら、再スタートしていこうと思います。
(辻村佳子)

2018年1月12日金曜日

4月につなげる3学期


 北海道ではあと少しで冬休みが終わり、3学期に突入します。「あぁ、また忙しい毎日が始まるな……。」と感じている方が多いのではないでしょうか。

 誰もが順風満帆な3学期を願うものですが、現実には、3学期も当然いくつかのトラブルが起こります。ただし、トラブルが起こっても、ここまで子どもと共に過ごしてきた9か月の歴史がありますから、いきなり指導を変えるような時期ではないと私は思います。基本的には今まで積み重ねてきたことを継続しながら、次の学年へつないでいくというのが3学期の主となることでしょう。

 さて、この3学期に起こるトラブル。これらを一度「防止可能であった」と捉えてみようというのが、今回の私の主張です。例えば3学期になっても提出物の提出状況がよくないような場合、1学期の提出物回収の際、うやむやになってしまったことはないかと振り返ってみるのです。他にも中学校の場合、4月からいくつかのしかけを用意しておかないと、男女間に溝ができてしまったり、仲良しグループ間の溝が致命的なものになってしまったりというのもよくあることです。

 上にあげたようなものは3学期から手立てを打っても、なかなか改善は難しいものでしょう。では、どの時期にどんな手を打てばよかったのか、とこれまでの9か月に何か原因がなかったかと振り返るようにしてみるのです。このことを3学期に続けることができれば、4月からの新学期の授業や学級経営の構想が自然と浮かび上がってきます。当然「予防不可能な」トラブルも存在するわけですが、一度「予防可能だった」と仮定することで、自分自身のこれまでの指導を振り返る契機にしようということです。

 子どもにとっても、次の学年へつなげていく大事な3学期。私自身も、新年度へつなげていく実りある3学期でできるといいなと思っています。(髙橋 和寛)

2018年1月9日火曜日

2月12日は帯広開催

今回の帯広は、LGBTについて、そしてLGBTを通して様々な多様性について考える機会となっています。

ここ数年でメディアなどで耳にすることが多くなってきたLGBT。ただどれだけ正確な知識をもっているのか。当事者の人は今の動きをどう感じているのか。もし身近にいたらどう接すればいいのか。まだまだこれからといえるのではないでしょうか。

講師として現役教師や、帯広でLGBT当事者が集う場作りをしている方が来てくださいます。初歩的な知識はもちろん、学校現場でどう捉え、どんな取り組みができるのか模擬授業も行います。

何よりLGBTだけではなく、一人ひとりが自分らしく楽しく生きていくために、いかにして多様性を認めあうかについて深く考える機会時間になります。十勝の方はもちろん、各地から参加していただけると嬉しいです。LGBT当事者の方が来てくださるとさらに深い学びが生まれます。ぜひ声をかけあっていただければと思います。

詳細、申し込みはこくちーずでお願いします。
http://kokucheese.com/s/event/index/497643/

2018年1月4日木曜日

できることを

私の住む釧路市は人口がかなり減っている。

自分が担任した生徒達も、大半が釧路から去っていった。
H28年度は釧路の高校卒業生の約63%が地元を去っており、
卒業生の総数もH15H28 13年間で約33%減少してしまった。

「学力が高い子ほど、地元から出ていくんだよ」
「釧路には仕事がないから、仕方がない」
保護者からも教員からもそんな意見を何度となく聞いてきた。
教え子がほとんど出て行ってしまうことに違和感を持っていた。
じゃあ教育って、何を成しているんだろう。

釧路を、自分のふるさとに誇りを持って、大切に思えるようになって欲しいと思う。
その結果、釧路に残る、残らないはその子が選択すればいい。
でも、できれば地元に戻ってきてほしい、漠然とそんな事を思っていた。

東日本大震災の後は、それが分からなくなってしまった。
釧路の津波痕跡について調べてみたが、津波堆積物はかなり内陸まで運ばれているし、ハザードマップでも家屋は壊滅的な打撃を受ける予測になっている。
もし橋が落ちてしまえば街の構造上かなりの犠牲者もでるだろう。最近の新聞にも、道東の巨大地震の可能性について書かれていた。
軽々しく戻ってなんて言っていいんだろうか。
その子の幸せにつながるのだろうか。


何が正しいなんて分からないけど、最近はこう考えている。

少子高齢化・災害だけでなく、本当に人生って分からない。
でも、しんどいことがあっても考え続け、仲間とつながっていければ進んでいける。
たとえ大きな苦難があっても、未来に進めるときには、人は頑張れるのだと思う。
つながる中で、自分で考え続け、選択して、結果を引き受けていく。
つながりの中でリーダーが生まれ、フォローする人も生まれてくる。
(そうして町が活気を取り戻した事例も北海道にはある)

 つながりを生むことが、この地域ではどのような意味を持ちえるのか。
抱えきれないものばかりだけど、授業を考えるとき、子供と関わるとき、
そんな事に意識的でありたいと思う。

(長谷泰昌)