2018年2月24日土曜日

やっぱり大切!


 先日,児童会役員選挙があった。4年生にとっては初めて取り組む選挙戦。立候補者・責任者だけではなく,全員が自分事として「選挙とは?」というのを考えてほしい。そこで,選挙管理委員・立候補者・責任者以外の子どもたちは,応援者として全員に役を割り当てた。中には,自分が立候補したかったけど,クラス内選挙の段階で落選してしまった子どもも応援者として参加するようにした。



選挙戦も終わり,いよいよ立会演説会・投票当日。クラス内選挙で落選した1人が立会演説会2時間前になって「やっぱり応援者として立てない」。本人なりにいろいろと考えた結論だろう。どうなるだろう?子どもたちに対応を委ねてみた。すると,子どもたちは相談し,代わりにポスターをもってくれた子どもがいた。1人を責めるのではなく,変わってあげるという選択をした子どもたちに成長を感じました。



その後,応援者として立てなかった子どもには,「自分の考えで行動したことについては何も言わないけれど,代わりにポスターをもってくれた子にはお礼を伝えた方がいいよ」とだけ話をした。その後,お互いに照れくさそうにお礼を言い,いいよと返事をし,翌日の休み時間は一緒に遊んでいた子どもたち。



 どうすることが良かったのか?やると決めたことは,やり通すことを指導した方が良かったのか?そもそも全員を応援者として割り振ったこと自体が無理だったのではないか?子どもたちの姿から考える機会を与えてもらった。月並みではあるが,これからも日常の1つ1つに目を向け,考え続けていきたいと思う。        
(木下 尊徳)

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