2017年10月12日木曜日

離れてもつながる

今年度は第3学年(3学級)の、学年主任をしています。

現任校での勤務は3年目となりました。3年とも学年主任をさせていただいております。

勤務校では、学年主任には分掌業務がなく「学年経営部」という組織があります。校内研修推進や生徒指導、特別支援に関することなど、学年主任を学校経営の核として位置付け、学校運営を進めています。簡単に言ってしまうと、学年主任は全ての活動においてリーダーシップを発揮し、周りを牽引せよ、ということです。


これまで私は「周りを引っ張らなくてはならない」という思いから、夜遅くまで学校に残り、仕事をすることが多かったです。あれもこれも考えておかなくては、と全力で動き回っていました。


しかし、今年度はどうしても早く帰らなくてはならない日が多く、自分の働き方をよく考えなくてはならないと思いました。考えなくては、考えなくてはと思っているうちに時間が過ぎ、無策のままただ早上がりを繰り返す日々が続きました。


すると、不思議なことが起こります。

僕が一生懸命準備していた時と、僕が早上がりしていた時とを比べると、後者の時の方が学年の動きが良くなっていたのです。

僕が最低限の仕事だけしていさえすれば、学年の先生方がいろいろと考え、動いてくれました。


僕が「早く帰らないといけない」からこそ、今日明日話しておかなければいけないことは何か、確認しておかなければいけないことは何かということを僕も学年の先生たちも考えるようになりました。それが動きが良くなった要因のひとつだと思います。決して僕が嫌われていたわけでは…ないと思います。


いつも同じ場所にいることだけが大事なのではなく、「離れてもつながっているためにどうするか」ということが大事なのかもしれない。そう思います。


頑張っても仕事が上手く回らない、そんな時は思い切って早く帰ってしまうのも1つの選択肢だと思います。忙しいこの時期、自分の心身を健康に保つことも、大事な仕事ですから


普段頑張っている皆さんが1日くらい休んでも、周りはきっと助けてくれます。助けてくれなかったらもう一日くらい休んでみるのもいいかもしれません。(小林 雅哉)

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