2017年9月21日木曜日

今こそアナログで


現在4年生の担任をしている。
昨年度からの持ち上がりのクラス。

3年生の時から継続した取り組みの中に「暗唱」がある。



担任が選択した詩や歌,数字の単位や早口言葉などを

1つの学期に8個ずつ暗唱するというもの。
(1つの学期を4か月ずつ,1か月2個ずつと考えて)

今学期は,春と秋の七草・旧暦名・十二支・かっぱとかえる

平家物語・英語の月名・それが大事・都道府県名の8つ。



1つの暗唱が終わればカードにハンコを押し,

8つすべて達成したら「暗唱完全制覇証」を渡しています。



早く終わった子どもたちは「試験官」として

仲間の暗唱を聞く役目に回ってもらいます。

実は,この「試験官」の役割が大きく,
全員達成に向け,試験官が,
覚え方を教えてあげたり,事前に聞いてあげたりすることで

今のところ全員が意欲的に取り組み,全員が完全制覇をしています。



継続的に暗唱に取り組むことで,

言葉のリズムを体感したり,日常では使わない言葉にふれたりと

子どもたちにとって貴重な言語経験となっています。



様々な取り組みがある中,地道な暗唱への取り組みが

子どもたちにとって「不易」なものであると思っています。



だからこそ,この言語経験を継続させるためにも

子どもたちが楽しみながら取り組めるような工夫を今後も考えていきます。
                             (木下 尊徳)

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